誰よりも1番で


あれから結局お互いの仕事が忙しくてなかなか咲優と会えない日が続きやっと会えるし言いたい事はお互い山ほどある


そしてあの日を境に毎日来る連絡
別に嫌でもなければ嬉しくもない強いて言うならば
1人でぽつんとしてるよりは連絡が来る方が気持ち的に落ち着くからいいかな?とおもっている


「やっほー久しぶり」

「おひさー」

「もぉ言いたいことありすぎるわー」

「まずは?」

「まずは自慢から」

「自慢?」

「そう!あの後ね思い切って聞いたのよ!彼女いるかどうか!そしたら何と別れたーって言われて心の中でガッツポーズしたよね?」

「そりゃよかったね」

「でその後はいい感じなのよね?」

「と言いますと?かれ……」

「いや!彼氏では無い!でも連絡とっててそろそろ落としにかかろうかという感じ」

「あー……なるほど。」


整理すると彼女がいるかいないか聞いたところいないとなんなら別れたと。
そして連絡を毎日取るほどの仲だとそろそろ告白できそうだということか……

ん?連絡取れるだけでいい感じなの?意味わかんないんですが


「え?連絡取るくらいでいい感じなの?それって普通じゃない??友達なんだし失礼ですがそれで無効が咲優に気があるかなんてわかんなくない?」

「何言ってんのよ!毎日マメに返してくれるくらいあたしの事見てくれてるってことでしょ?どーでも良かったら連絡なんて返さないでしょ?」

「そーかな?わかんないなぁ?」

わかんないほんとにわかんない

「あたしも咲優と連絡とるじゃん?
同じ感覚じゃないの?」

「え?それは同性じゃん?相手は異性だよ?」

異性か同性か関係ある?ないんじゃない?

「男って興味無いと連絡なんてくれないよ?
気になるから連絡くれるんじゃん?」

「聞いてはならぬかもしれませんが……
妹くらいに思われてる可能性はどうでしょうか?」

「どーだろね?それは無きにしも非ずでも気にしてくれてることには変わりないし!」

「まぁそれはそーか」


恋する乙女の気持ちも相手の気持ちもあたしには分かりっこないなぁ?




< 26 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop