誰よりも1番で
悠真side



仕事で失敗したから電話がしたいと連絡が来た


俺の心は正直飛び跳ねるほど喜んでいる






サッと仕事を終わらせて電話をかける


どうした?と




客と揉めたらしい
仕事に向いてない……




また自分を責めてるらしい


鬱特有だよな1度マイナスに思うと戻れないこの思考回路



死んだ方がマシだと思う人も沢山いる
そんな人を沢山見てきた。


話している間にやはり抱え込みすぎて泣き出した
そのまま過呼吸に……




俺は急いで家に向かうことに






ピーンポーン


あ。こいつ鍵閉めないだっけ?

1度そんなことを言ってたな?閉めろと言ったけど閉めたくないと。


「おじゃましまーす」


1度咲優につられてきたことがあるそれ以来だ



「葉月!?大丈夫か??ゆっくり深呼吸して」

「……。」

「葉月はひとりじゃねぇから、まずは落ち着け」



ゆっくり呼吸を誘導して背中をさする


次第に落ち着いてきたか?と思ったが
手の震えに怖くなりまた過呼吸に



「大丈夫からゆっくりな?」

震える手を握りしめ抱きしめながら背中をさする


「大丈夫……大丈夫」



次第に落ち着くのを待ち話す



「落ち着いたか?」

「ごめんなさい」

「無理しすぎだな」

「はい」

「あとさ?俺はお前の彼氏かよ笑」

「なんで?」

「声聞きたいってなんだよ笑」

「そのまんま」

「俺だからいいけど、あんまり男にそういうこと言うなよ?好意があるのかな?って誤解されるぞ??」

「思ったこと言っちゃ……ダメ??」

「いやダメではねぇけど
声聞きたいって言い方がダメだな」

「んー」

「わかんねぇならいいよ
他のやつには言うなよ?」

「うん?」




ほんと
他のやつには言わないでもらいたいな


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