誰よりも1番で


「ねぇ?増えてきたね……」

そう電車の中がまぁまぁぎゅうぎゅうに……

朝からUSJなんてまぁそんなもんと言えばそんなもん


「大丈夫?葉月」

「今のところ大丈夫」


そう人混み嫌いだったりする
人酔いはするし正直USJなんてあまり好きではない

でも咲優と行くUSJという事でちゃーんと安定剤も飲んで準備はしてきたつもり


「ヤバくなったら言って?
ってかお色最高に悪いけど」

「まだ何とか」


「ね。大丈夫?ここ座る?」

「え?」


咲優と仲良く話してたはずの悠真くんこの子は咲優のこと狙ってんなー?といや雅人くん幼なじみとか言ってるけど咲優のこと狙ってるこいつら咲優目当てだーと思っていたら声をかけられた


「あ。大丈夫」

「着くまで座ってな?」

「いやでも……」

「いいの座ってなさい」

「はい」



逆らっては行けないような感じで大人しく言うことを聞くことにした
まぁ確かにふらっといきそうな感じで自分でもやばいかも!?と思っていたってのもある


大人しく座ってると……


「次着くよ!」

「えー!楽しみーここ降りるだけで楽しみだよね?」

「分かるー!」

咲優楽しそうでなにより……


「降りるよ?」

「へ?」

「はい!」


はい??


はいっと言って手をさしだしてきて……
あたしはどーしたらいいのか


「はやく!」

「あ、うん。」


さすがに手など繋ぎたくないと立ち上がろうとすると


「おっと……ほらね?」

「すみません」


ダメだったみたい


心の心境……

この人慣れてんな?


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