誰よりも1番で


結局あの日は何も無くちゃっかり片付けまで手伝ってくれて帰って行った



あれから
咲優も連絡が取れるようになって
悠真くんも毎日欠かさず返してくれる





少し気持ちも落ち着いて仕事に行ける日が
続いていた






電話の内容もたわいもない話ができるほど



「さーゆ!」

『なに?元気になって良かったです』

「はい。そりゃどーも」

『あー。ほんと帰ってきてすぐ仕事辞めたいしかない』

「まぁたしかにあるよね?
誰か養ってくれるならいいけど??その前に彼氏ですわ」

『いやほんとにそう!』

「いや。タイミングなくて聞けてなかったけどどーなのよ?そっちは」

『んー?』

「え?なに気になるんですけど」

『付き合ってるのかな?と思わなくは無いけど
でも告白されてないしなぁ?って』

「ん?と言いますと?」





話を聞くと
前よりも相手が積極的というかなんというかでも
告白された記憶が無いと





いや待てよ?



あの日……




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