夢で見た君を探して。
久しぶりにみる"あの夢"。Side玲
「っ…!って夢か…」
いつもの天井、いつもの部屋。
久しぶりにあの夢を見た。
ここ半年は見てなかったのになんでだ…?
そんなことを考えていると、バン!と大きな音を立てて玄関が開いた。
俺は、一人暮らしで一人だけ合鍵を渡している(盗まれたに近い)奴がいる。
「よ」
それがこいつ、朝比奈彩人(あさひなあやと)だ。
「よ、じゃねぇから。急に来るな。」
「急に来てすまない!!」
「モーニングコールをしようかとても迷ったのだが、、」
なんでだよ、、俺は一人でも起きれる。
「合鍵を持っていることを思い出して朝1で来たんだ!!」
「はぁ…」
「ため息!?」
このうるさいやつとは俺の親と彩人の親がたまたま仕事で話す機会があり、そこで意気投合して、昔から近くにいる存在だ。
というか、朝から元気なやつだな…そう思いながらぼーっと彩人を見ていると、
「今日は叶高校の入学式だぞ!?早くしないと式に間に合わないぞ!!」
あぁ、、そうだった。
今日はこれから俺たちが通う高校、、叶高校の入学式だった…
準備するか…
「準備するから外で待ってろ。」
そう言うと、彩人はなぜ外に出ないといけないのかわからない、と言う顔をしたが、渋々家を出ていった。
準備をして、家をでると、「遅いぞ!」と少し怒られた。
中学の時と同じく、彩人と一緒に学校に行く。
「なぁ、玲。」
「んー?」
いつもどうりくだらないことをいうのかと思い、適当に返事をしてみた。
「今日はいつもより元気がないが、大丈夫か?いつも言っている、あの夢でもみたのか?」
言うのを忘れたが、彩人だけは俺の夢のことを知っている。
「まあ、そんな感じ。」
彩人は考える仕草をしてから、少し言いにくそうに
「玲、本当に夢に出てくる女性の名前と姿などを思い出せないのか?あ、疑っている訳ではないんだが、、」
俺の夢の厄介な所は夢に出てくるあのおんなの名前、姿ほとんど全部を思い出せない、と言うところだ。
「ああ、だから困っている。」
「そうか、、」
その後からは彩人はずっと何か考え事をしていて珍しく静かな登校になった。
ーーーーーー学校の正門付近
学校についた途端、なぜだか視線を感じた。
多分、俺のことを見て話している。俺は地獄耳だから会話の内容が聞こえた(聞きたくはなかったがな、、)
「あの紺色の髪の男子めっちゃかっこよくない?!背たっか!」
「ね!何cmあるんだろ…」
はぁ、、聞きたくない会話を聞いてしまった、、
彩人もその会話が聞こえたのか、キラキラとした目をした。
「玲はやっぱりモテるな!お前たしか、身長184cmあるもんな!」
「いや、なんで知ってんだよ…」
女は顔だけをみて判断するが、俺の性格を知ったら、「騙された」とか「最低」とか言って被害者ぶるところが嫌いだ。
俺のことを話している女のところに行こうとすると彩人が手を掴んできた。
「ちょ、何しに行くんだよ!?」
彩人の手を振り払って女のところの目の前に行く。
「ジロジロみてなに?すごく嫌なんだけど。言いたいことがあればいえば?」
「っ…!」
俺がそう言うと女たちは青い顔をして逃げていった。
彩人があとから来て俺を呆れた目で見ていた。
「はぁ…お前はもっと女性に優しくしたほうがいいと思うぞ、、」
「無理。」
「即答するな!」
彩人を無視してクラス割を見に行く。
人が多いが、身長のあるおかげですぐに見れた。
俺は1年Ⅳ組か、、彩人は何組だ…?
「あ、」
思わず声が出てしまった、、
彩人も見つけたのか、キラキラした目をして、俺に近づいてきた。
「また同じクラスだな!今年で六年連続!」
「これからもよろしくな!」
はぁ、、静かな高校生活を送りたかったが、うるさい高校生活1年目になりそうだ。
いつもの天井、いつもの部屋。
久しぶりにあの夢を見た。
ここ半年は見てなかったのになんでだ…?
そんなことを考えていると、バン!と大きな音を立てて玄関が開いた。
俺は、一人暮らしで一人だけ合鍵を渡している(盗まれたに近い)奴がいる。
「よ」
それがこいつ、朝比奈彩人(あさひなあやと)だ。
「よ、じゃねぇから。急に来るな。」
「急に来てすまない!!」
「モーニングコールをしようかとても迷ったのだが、、」
なんでだよ、、俺は一人でも起きれる。
「合鍵を持っていることを思い出して朝1で来たんだ!!」
「はぁ…」
「ため息!?」
このうるさいやつとは俺の親と彩人の親がたまたま仕事で話す機会があり、そこで意気投合して、昔から近くにいる存在だ。
というか、朝から元気なやつだな…そう思いながらぼーっと彩人を見ていると、
「今日は叶高校の入学式だぞ!?早くしないと式に間に合わないぞ!!」
あぁ、、そうだった。
今日はこれから俺たちが通う高校、、叶高校の入学式だった…
準備するか…
「準備するから外で待ってろ。」
そう言うと、彩人はなぜ外に出ないといけないのかわからない、と言う顔をしたが、渋々家を出ていった。
準備をして、家をでると、「遅いぞ!」と少し怒られた。
中学の時と同じく、彩人と一緒に学校に行く。
「なぁ、玲。」
「んー?」
いつもどうりくだらないことをいうのかと思い、適当に返事をしてみた。
「今日はいつもより元気がないが、大丈夫か?いつも言っている、あの夢でもみたのか?」
言うのを忘れたが、彩人だけは俺の夢のことを知っている。
「まあ、そんな感じ。」
彩人は考える仕草をしてから、少し言いにくそうに
「玲、本当に夢に出てくる女性の名前と姿などを思い出せないのか?あ、疑っている訳ではないんだが、、」
俺の夢の厄介な所は夢に出てくるあのおんなの名前、姿ほとんど全部を思い出せない、と言うところだ。
「ああ、だから困っている。」
「そうか、、」
その後からは彩人はずっと何か考え事をしていて珍しく静かな登校になった。
ーーーーーー学校の正門付近
学校についた途端、なぜだか視線を感じた。
多分、俺のことを見て話している。俺は地獄耳だから会話の内容が聞こえた(聞きたくはなかったがな、、)
「あの紺色の髪の男子めっちゃかっこよくない?!背たっか!」
「ね!何cmあるんだろ…」
はぁ、、聞きたくない会話を聞いてしまった、、
彩人もその会話が聞こえたのか、キラキラとした目をした。
「玲はやっぱりモテるな!お前たしか、身長184cmあるもんな!」
「いや、なんで知ってんだよ…」
女は顔だけをみて判断するが、俺の性格を知ったら、「騙された」とか「最低」とか言って被害者ぶるところが嫌いだ。
俺のことを話している女のところに行こうとすると彩人が手を掴んできた。
「ちょ、何しに行くんだよ!?」
彩人の手を振り払って女のところの目の前に行く。
「ジロジロみてなに?すごく嫌なんだけど。言いたいことがあればいえば?」
「っ…!」
俺がそう言うと女たちは青い顔をして逃げていった。
彩人があとから来て俺を呆れた目で見ていた。
「はぁ…お前はもっと女性に優しくしたほうがいいと思うぞ、、」
「無理。」
「即答するな!」
彩人を無視してクラス割を見に行く。
人が多いが、身長のあるおかげですぐに見れた。
俺は1年Ⅳ組か、、彩人は何組だ…?
「あ、」
思わず声が出てしまった、、
彩人も見つけたのか、キラキラした目をして、俺に近づいてきた。
「また同じクラスだな!今年で六年連続!」
「これからもよろしくな!」
はぁ、、静かな高校生活を送りたかったが、うるさい高校生活1年目になりそうだ。