冷徹王子の甘い笑顔【番外編】
「お前すげぇな!」

その言葉に続き、

「球技大会でこんなに動く日が来るとは思わなかった」

「途中から大会でもやってんのかと思った」

キャプテン、副キャプテンも合流した。

「ナイスプレーだったよ、本当に。
楽しかった。またやろう」

そう言い、キャプテンは右手をだした。
戸惑っていた皇坂くんだったが、

「次は負けませんから」

強気な言葉とともに右手をだし、キャプテンと握手を交わした。
その姿を後ろから見ていた圭たちもゾロゾロと集まってきた。

「今度時間あったらまたこのメンバーで試合しましょうよ」

「いいねそれ!楽しそう」

徹の発言に南於が嬉しそうに声を上げる。

「いいな、それ」

副キャプテンも楽しそうに言葉を発した。

「楽しみにしてます」

「あぁ」

皇坂くんの言葉に嬉しそうに先輩たちは笑うと自分たちのベンチに戻って行った。

試合が終わったことにより集まっていた生徒も体育館を後にし、教室に戻って行った。
自分の荷物を持った皇坂くんたちも教室に戻ろうと体育館を出ようとしたが、
私の姿を視界に捉えると笑いかけてくれた。
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