蝉時雨ーイジメとの戦いー
「あんたが彼らから離れるまで続くから!」

「・・・はい」

「いい返事ね。じゃあ」


彼女達は急いで部屋からでていく


彼らとはサッカー部のこと。

私はそのサッカー部のマネージャーをしている。
サッカー部は女子から人気があるから私は当然嫉まれる。


それを承知でマネージャーを受けたのだから仕方ないと思うし、マネージャーをやめようとは思わない


痛みは麻痺してきたが、傷痕は痛々しく確かにあった。


私は溜息をついてから立ち上がり、スカートをパタパタとはたく。
 


「…早く行かなくちゃ。
部長に怒られる…」
 

みんなに悟られないよう傷口をばんそこうで隠してからジャージを羽織り、開き教室を後にした。
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