それを相性と呼ぶのなら
「ところで、仕事は上手くいってる?一流企業の御曹司さん。」

「いってるよ。これでも、明日菜に釣り合う男になるように、頑張ってるんだぜ?」

三喜は、仕事もできる相手だと思う。

じゃなかったら、私も1年なんて付き合わない。

「そう言えば私、今度部長になるわ。」

「さっすが!で?何の部門?」

「ファンタジー。」

「明日菜がファンタジー?恋愛だと思ってた。」

「私もびっくりよ。」


そう、私は念願の”昇進”を果たしたのだ。
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