それを相性と呼ぶのなら
「行きましょうか。」
ファンタジー部門の編集者、木原さんに案内されて、私は打ち上げブースに向かった。
どんな人が、新人賞取ったのだろう。
まだ若いぴちぴちの女の子?それとも、まだ高校生だったりして。
「辻本さん。部長がお会いしたいそうです。」
「それはどうも。」
立ち上がった人物は、私と同じ歳ぐらいの、アラフォー世代だった。
しかも……
「あれ?川瀬……」
「……辻本君。」
そう。
新人賞を取ったその新人さんは、私の初体験の相手、辻本海里だった。
ファンタジー部門の編集者、木原さんに案内されて、私は打ち上げブースに向かった。
どんな人が、新人賞取ったのだろう。
まだ若いぴちぴちの女の子?それとも、まだ高校生だったりして。
「辻本さん。部長がお会いしたいそうです。」
「それはどうも。」
立ち上がった人物は、私と同じ歳ぐらいの、アラフォー世代だった。
しかも……
「あれ?川瀬……」
「……辻本君。」
そう。
新人賞を取ったその新人さんは、私の初体験の相手、辻本海里だった。