恋は、空想の中。(恋空)
店内は大音量で音楽がガンガン鳴っている。

飲み物が来て、ヘルプのホストさんが来て、私のお酒をつくってくれる。

「皆さんは、お酒飲まないんですか?」
「僕らはそのお酒飲めないんですよ。」

なるほど、そういうシステムなんだ。

そうこうしてたら、彼も戻ってきた。

「なんか頼も!何がいいかな?」
「んーじゃ缶物もらうね、すらっと。…お願いしまーす!」

すらっとか。初めて聞く名前。てか、え……slut???
ホスクラによくあるらしいんだけど、どんな理由で名付けたんだろう…。笑

彼が自分のグラスを持ち上げる。

「じゃー、イタダキャス!!!」

ぱちぱちぱち。周りに拍手される。
なんだこれ。笑

「僕らもいただいていいですか?」
「あ、どうぞ!注ぎます!」

慌てて彼に止められた。

「自分でやるから!笑 そこは俺らの仕事ね!」

そーなんや。。。。
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