ずっとずっと大好き。
ヘルプのホストさんがぐるぐる入れ替わって。

知らない男の人と入れ代わり、立ち代わり、お話しして。

会話の内容もあっちこっちで、目まぐるしい。

でも、やっぱりみんなノリがいいなー。

一瞬音楽が止まって、何かがマイクされる。
すると、コールしに行ってくるね、と言って、彼と何人かが席を立った。

隣の席で高級シャンパンが入ったみたい。
綺麗な若い女の子がマイクしてる。
やっぱお金持ちなんだなあ。みんなすごい。

その後も、他愛ないお話したり、
お店のことを聞いてみたり、
飲みゲーみたいなのを教えてもらったりした。


ヘルプが代わって何巡目だっただろう。
そろそろ無限に入れ替わる初めましてにも、
リアクションするのとかにもちょっと疲れてきて。

会話の半分くらいが、頭を通り抜けはじめてた。笑

「ん?」
ふと何かが触れる感覚がして。
足元を見ると、彼が自分の膝を寄せてきていた。

わ、すごい。イケメンだなあ。
リラックスさせてくれようとしてるのかな…。

そんなさりげない仕草も全部様になるくらい、スラっと伸びた細くて綺麗な脚。
かっこいいなあやっぱり。

そのまま動かさずくっつけていたけど、しばらくすると向こうから離れてしまった。
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