惑溺アゴーギク

登場人物

ドロップ

 20代女性。童顔。黒目黒髪。ウェーブのかかったロングヘア。
 高利貸しと人身売買を営む人間に売られた。現在はガマズミの愛人兼リンドウの妻候補。表向きはガマズミの養女。脊髄にチップを埋め込まれている。本名は松野ユキ。後に一男一女の子供を生む。
 愛人になってからはベッド的な意味で機能性が高いパンツばかり。

ガマズミ

 50代男性。戦国武将のような顔立ち、らしい。
 とある組織のボス。実の息子より年下の愛人がいるが、一応ロリコンではない。実母は恋人(ガマズミの父とは政略結婚だった)と逃げ、息子を産んだ妻には男と心中という、ドロップに出会うまで女性とあまりいい思い出がない。

リンドウ

 20代男性。
 金髪碧眼。セミロング。端麗な顔立ちは母譲り。後に断髪して眼鏡をかける。
 ガマズミの息子。オネエ口調(父と妻の没後、異母妹が来るまでは男口調)。厳格な父に反発して18歳で家出するが、ドロップと共に家に戻る。それからは時おり家業を手伝うようになるが、喧嘩は絶えない。片想いを拗らせ、一年と少し、当時隣人だったドロップを監禁していた。後に婚約。ガマズミとドロップの没後、跡を継いだ。

ミオソティス

 売られたドロップを最初に買ったとある組織のボス。ガマズミの旧友。難病で余命僅かとなった時、ドロップをガマズミに託す。

オダマキ

 痩せぎす。三白眼。
 三流組織の末端構成員の子飼いの不良青年。訳あってドロップのペットに転職(後にハスミに譲渡)。巻き込まれ不運体質。

クチナシ

 20代後半。男性。
 リンドウの同窓。就職難民の際、ドロップの口添えでガマズミの屋敷で働く事に。

スミレ

 20代後半の女性。黒髪。長身。
 ドロップの専属メイド。

プリムラ

 10代後半の少女。金髪。
 給仕見習い。
 ちょっとそそっかしい。

バジル

 10代後半の少年。
 庭師見習い。

ヤツシロ

 40代の女性。
 経理担当。バジルの伯母。

イツキ

 ガマズミとドロップの息子。次期当主。生真面目な性格。

ハスミ

 ガマズミとドロップの娘。
 容姿及び奇人変人ホイホイ体質は実母と瓜二つ。
 孤児院で暮らし、後に養父母に引き取られて育てられた。本名は桃山蓮美。

バジル

 リンドウと愛人の息子。
 父と瓜二つの美少年。
 趣味は動物の剥製を作る事。
 庭師のバジル(故人)とは赤の他人。

セイジ

 ハスミの年下の友人。
 一途。

ビオラ

 スミレの娘。
 気が強い。

『椋の家』

 ガマズミが支援している養護施設。元はミオソティスが支援していた。就職先はガマズミの屋敷か、組織の息がかかった場所である。
< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop