私が蛙にされた悪役令嬢になるなんて、何かの冗談ですよね?
3-1 第3形態へメタモルフォーゼ!
ピカッ!!
私の身体が光に包まれる。神様………! 今度こそ! 今度こそ人間の姿に戻れますように……!!
その時、悪魔のように囁いた?魔法使いの言葉が蘇る。
『今度会う時は別の生き物になっていることを祈るよ』
「駄目よ……! 魔法使いの言葉は忘れるのよ……今度こそ人間の姿に……!」
そして私の身体が第三形態へメタモルフォーゼする……!!
「ニャァ〜ン」
何と私の口からは猫の鳴き声が発せられた。
「ニャニャ!? ニャンニャ〜ンッ!?」
(ええっ!? ね、猫〜っ!?)
「ニャニャ! ニャニャニャンッ!?」
(そんな! まだ人間に戻れないの!?)
でも、ようやく哺乳類になれたかこれでもいいかな〜……。
(って、良いわけ無いでしょー!!)
私はニャンニャンと叫んだ。
そんな! 折角クロードがフクロウの私を認めてくれて信頼関係? を築くことが出来た矢先に、今度は猫の姿に変身するなんて……タイミング悪すぎっ!!
え? でも……待ってよ……。
そもそも私が次の身体に変身出来たのはクロードに感謝してもらえたことが原因であって……。もし、次にまた感謝される時というのは当然次の形態に変身するということだから……。
(ということは、変身する度に私は信頼関係を築き直さなければならないってことなのーっ!!)
ニャンニャンと叫びながら、自分の両頬を前足で抑えた時――
「あれ? 何でこんなところに白い猫がいるんだろう?」
真上から声が降ってきた。
「ニャン?」
(え?)
見上げると、そこには黄色いリボンを手にしたクロードが驚いた様子で私を見下ろしている。
「ニャーン!! ニャンニャン! ニャニャニャニャン!」
(クロード! 私よ! 白ふくろうよ!)
クロードの足に身体を擦り付けながら私はニャンニャンと鳴いた。
「うわ。随分人懐こい猫だなぁ? でもどこから入ってきたんだろう? この部屋は3階にあるのに……。使用人か誰かのペットかなぁ?」
そしてクロードはヒョイと私を持ち上げ……とんでもない言葉を口にした。
「あぁ、君は女の子なんだね?」
「!!」
その言葉に真っ赤になる私。
「ニーン! ニャン!!」
(キャーッ! エッチ!!)
私は身を捩り、クロードの腕から逃れると部屋の中に駆け込んでカーテンの中に隠れた。
な、な、な、何てこと……! いくら猫の姿とはいえ、クロードに見られてしまった! うう〜恥ずかしすぎる!!
一方のクロードは白フクロウの姿を探している。
「あれ〜おかしいな……白フクロウ……何処に行ったんだろう? まさか森にでも帰ったのかなぁ? 折角この黄色いリボンを付けてあげようかと思ったのに……」
ため息をつくクロード。
(え? もしかしてあのリボン……私に付けてくれる為に持ってきたの?)
「ニャア〜ン。ニャンニャンニャニャン?」
(クロード。そのリボン私につけて)
私はクロードに駆け寄り、再び身体を擦り付けた。
「う〜ん……ひょっとしてこのリボンが欲しいのかな?」
「ニャン!」
(そうよ!)
「まぁ、白フクロウがいなくなってしまったからな……よし、それじゃ君につけてあげるよ」
クロードは私を抱きかかえると、部屋の中に入ってきた。
テーブルの上に私を乗せてリボンを首に巻いてくれると再び抱きかかえられてバルコニーに出される。
「ニャ? ニャニャニャン?」
(え? 何々?)
「それじゃあね、猫さん」
そしてバタンと窓ガラスが閉められてしまった――
私の身体が光に包まれる。神様………! 今度こそ! 今度こそ人間の姿に戻れますように……!!
その時、悪魔のように囁いた?魔法使いの言葉が蘇る。
『今度会う時は別の生き物になっていることを祈るよ』
「駄目よ……! 魔法使いの言葉は忘れるのよ……今度こそ人間の姿に……!」
そして私の身体が第三形態へメタモルフォーゼする……!!
「ニャァ〜ン」
何と私の口からは猫の鳴き声が発せられた。
「ニャニャ!? ニャンニャ〜ンッ!?」
(ええっ!? ね、猫〜っ!?)
「ニャニャ! ニャニャニャンッ!?」
(そんな! まだ人間に戻れないの!?)
でも、ようやく哺乳類になれたかこれでもいいかな〜……。
(って、良いわけ無いでしょー!!)
私はニャンニャンと叫んだ。
そんな! 折角クロードがフクロウの私を認めてくれて信頼関係? を築くことが出来た矢先に、今度は猫の姿に変身するなんて……タイミング悪すぎっ!!
え? でも……待ってよ……。
そもそも私が次の身体に変身出来たのはクロードに感謝してもらえたことが原因であって……。もし、次にまた感謝される時というのは当然次の形態に変身するということだから……。
(ということは、変身する度に私は信頼関係を築き直さなければならないってことなのーっ!!)
ニャンニャンと叫びながら、自分の両頬を前足で抑えた時――
「あれ? 何でこんなところに白い猫がいるんだろう?」
真上から声が降ってきた。
「ニャン?」
(え?)
見上げると、そこには黄色いリボンを手にしたクロードが驚いた様子で私を見下ろしている。
「ニャーン!! ニャンニャン! ニャニャニャニャン!」
(クロード! 私よ! 白ふくろうよ!)
クロードの足に身体を擦り付けながら私はニャンニャンと鳴いた。
「うわ。随分人懐こい猫だなぁ? でもどこから入ってきたんだろう? この部屋は3階にあるのに……。使用人か誰かのペットかなぁ?」
そしてクロードはヒョイと私を持ち上げ……とんでもない言葉を口にした。
「あぁ、君は女の子なんだね?」
「!!」
その言葉に真っ赤になる私。
「ニーン! ニャン!!」
(キャーッ! エッチ!!)
私は身を捩り、クロードの腕から逃れると部屋の中に駆け込んでカーテンの中に隠れた。
な、な、な、何てこと……! いくら猫の姿とはいえ、クロードに見られてしまった! うう〜恥ずかしすぎる!!
一方のクロードは白フクロウの姿を探している。
「あれ〜おかしいな……白フクロウ……何処に行ったんだろう? まさか森にでも帰ったのかなぁ? 折角この黄色いリボンを付けてあげようかと思ったのに……」
ため息をつくクロード。
(え? もしかしてあのリボン……私に付けてくれる為に持ってきたの?)
「ニャア〜ン。ニャンニャンニャニャン?」
(クロード。そのリボン私につけて)
私はクロードに駆け寄り、再び身体を擦り付けた。
「う〜ん……ひょっとしてこのリボンが欲しいのかな?」
「ニャン!」
(そうよ!)
「まぁ、白フクロウがいなくなってしまったからな……よし、それじゃ君につけてあげるよ」
クロードは私を抱きかかえると、部屋の中に入ってきた。
テーブルの上に私を乗せてリボンを首に巻いてくれると再び抱きかかえられてバルコニーに出される。
「ニャ? ニャニャニャン?」
(え? 何々?)
「それじゃあね、猫さん」
そしてバタンと窓ガラスが閉められてしまった――