あなたはどんな題名にしますか
私も最近何かおかしいとは自覚していたし思い当たる節もすごくあった。
まだ少ししか歩いていないのに突然の息切れ、身に覚えのないあざや怪我、そして時々倒れることもあった。
突然の息切れはただ体力がないだけ、あざや怪我はただ覚えてないだけ、そして倒れることは貧血だったから、と自分では思っていた。
倒れた時、自分は貧血だからと思い込んで病院にも行かずただただ保健室にいって休んでいただけ。
これが悪かったんだと自分でも後悔をする。
そう考えていたらあっという間に涙が出ていた。
もちろん隣にいたお母さんまで泣いていた。

お母さんは
「なんで維が余命宣告されないといけないの」と言っていた。
もちろん自分でも思っていた。
なぜ自分が余命宣告される運命だったのか、余命宣告されるような酷いことしていないのに、と思っていた。
そこから先は意識が無くなったように何も覚えてなくて、あの後何をしたかすら忘れてしまった。
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表紙・目次

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