きみと溶ける、深海まで
ホテルの部屋にそれぞれ荷物を預けてから支度をして、ロビーで再び待ち合わせすることになった。
一日目は間宮グループ一押しの大型レジャープールと迷ったけれど、
夏はやっぱり海!ということで海で遊ぶことになった。
翠の話だとプールはオフシーズンには温水に変わって、季節問わず楽しめるらしい。
「じゃあまたみんなで来れる口実ができたね!」って、グミちゃんが大親友のような笑顔で言った。
かわいい。
用意してくれていた客室は、とても高校生が一人で泊まれるような部屋じゃなかった。
大きな窓からは目の前のビーチが一望できる。
真っ白のレースカーテンがヤケに大人びて見える。
ベッドはダブルサイズで清潔感溢れる、これまた真っ白のシーツ。
ボリュームたっぷりの大きめの枕。
外からの陽射しがキラキラと差し込んで、一人には広すぎる空間に神聖さを醸し出している。
「こんなのいくらすんのよ……」
独言る声は誰にも届かずに消えていく。
キャリーケースからビーチバッグを取り出して必要な物を詰めていく。
水着、タオル、日焼け止め、スマホを保護する防水ケース。
お金は必要最低限だけを小さいウォレットケースに移した。
ここに来るまでに履いていたサンダルはこのまま置いていく。
持ってきたビーチサンダルを用意した。
少し考えてから、ゆっくり着替える時間はないかも、なんて思って、
日焼け止めをしっかり塗ってから水着を着て、もう一度さっきまで来ていたワンピースを羽織った。
これでモタモタしないで済むはずだ。
一日目は間宮グループ一押しの大型レジャープールと迷ったけれど、
夏はやっぱり海!ということで海で遊ぶことになった。
翠の話だとプールはオフシーズンには温水に変わって、季節問わず楽しめるらしい。
「じゃあまたみんなで来れる口実ができたね!」って、グミちゃんが大親友のような笑顔で言った。
かわいい。
用意してくれていた客室は、とても高校生が一人で泊まれるような部屋じゃなかった。
大きな窓からは目の前のビーチが一望できる。
真っ白のレースカーテンがヤケに大人びて見える。
ベッドはダブルサイズで清潔感溢れる、これまた真っ白のシーツ。
ボリュームたっぷりの大きめの枕。
外からの陽射しがキラキラと差し込んで、一人には広すぎる空間に神聖さを醸し出している。
「こんなのいくらすんのよ……」
独言る声は誰にも届かずに消えていく。
キャリーケースからビーチバッグを取り出して必要な物を詰めていく。
水着、タオル、日焼け止め、スマホを保護する防水ケース。
お金は必要最低限だけを小さいウォレットケースに移した。
ここに来るまでに履いていたサンダルはこのまま置いていく。
持ってきたビーチサンダルを用意した。
少し考えてから、ゆっくり着替える時間はないかも、なんて思って、
日焼け止めをしっかり塗ってから水着を着て、もう一度さっきまで来ていたワンピースを羽織った。
これでモタモタしないで済むはずだ。