喫茶 向日葵
なんだか、嬉しいな。                    心結:『私も、同じ事を思ってました。』                          陽飛:『俺達、             気が合いそうだね。』               心結:『そうですね。』                   陽飛:『そろそろ、行こうか。』               そう言うと、          私の返事も聞かず歩き出した。               でもね、陽飛サンの手がさりげなく私の手を繋いでくれてるんだ。                やっぱり陽飛サンって、大人だね。               この時の私は、            まだ知らなかったんだ。               この優しさが、        私だけのものじゃないって事に…
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