喫茶 向日葵
『あんた、生意気だね。』           って、お姉様…                   私を打とうとしたんだ。               でも、私はそれを避けてお姉様の腕を   後ろに掴みあげたの。               『いっ、痛い。辞めなさいよ。』               心結:『私が…         か弱い女の子に見えました?』               『………』                         心結:『図星ですか(笑)    見掛けはこんなんですけど、私の家、  空手の道場なんですよ。むしゃくしゃしてるので、なんなら私の相手してくれます?』                 手を離すと、『覚えてなさい。』               お決まりの捨てゼリフを残して    お姉様達は帰って行った。               まったく…            とばっちりもいいとこだよ。               今日は厄日だよ。                      私は、向日葵に向かって歩き出した。
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