喫茶 向日葵
しばらくロビーで待っていると、ちょっとやつれた、小坂田サンが、 エレベーターから降りて来た。               若菜:『小坂田サン!!』                    私は、小坂田サンを見つける立ち上がって、     手を振った。               小坂田:『若菜ちゃん、          どうしてここに?』               若菜:『ここ数日、向日葵に来られてないのでお家の方にうががったら、            ご近所の方が、奥さんが入院したって教えてくれたんですよっ。』               小坂田:『心配かけたね。   向日葵のコーヒー飲みたいな。』               若菜:『と思って、            持ってきました。』               ポットを差し出した。                    若菜:『入れたてとはいきませんが、             小坂田サンの好きな             コーヒーですよ。』               小坂田:『丁度、コーヒーが飲みたいと思ってたんだ。有難う。』
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