喫茶 向日葵
優:『あなたが、 大野先生の弟さんでしたか、申し遅れました、 弁護士の松本 優です。』 宇宙:『あんたが、 日向 葵の弁護士か。』 優:『よく、ご存知ですね。 私が、葵の弁護士です。 お姉さんの件では、 お世話になりました。で、今日は、 何か、ご用ですか?』 宇宙:『あんたには、用がない。 日向 葵に用があるんだ。』 優:『まずは、保護者代理の私をとおしてからにしてください。』 宇宙:『あんたじゃない、 日向 葵と話をさせろ。』 葵:『私は、あなたと、 話す事は、ありません。 帰ってください。』 優サンは、 葵を後ろから抱きしめた。 恐怖に震えていた葵が、 落ち着きをとりもどした用に、私には見えた。