喫茶 向日葵
6杯目 ‐優葵‐ by 葵
皆の前で、“優サンが好き”って、 告白したその日の夜、 私は、優サンに電話していた。 数コール目で、優サンがでた。 優:『もしもし、 葵?』 葵:『はいっ、 今、大丈夫ですか?』 優:『大丈夫ですけど、 また、何かありましたか?』 葵:『週末、 お暇ですか?』 優:『週末ですか…』 携帯電話の向こうから、パラパラと、何かをめくる音が聞こえた。 きっと、スケジュールの確認をしてるんだろうね。 優:『土曜日の午前は、 打ち合わせがありますが、午後からなら、大丈夫ですよ。』 葵:『私と、 プラネタリウムデートをしてくれませんか?』