10年後も、君がいた軌跡は僕が憶えているから。

2章 光のような出会い

桜舞う春の校舎でわたしはただ1人。途方に暮れていた。


ぶらぶらと来年に取り壊される思い出の詰まった旧校舎。


わたし達を出会わせてくれた大切な場所だったー。


もう、わたしも君もいなくなる。


だから、最後のお別れをしに来たよ。


ありがとう、旧校舎さん。そして、雅人くんー。
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