いっくんのお気に入り♡
二冊雑誌を購入し、他の本もなんとなく見て回る。
“GW特集”と書かれた雑誌を見て、壱茶が言い出した。
「あ、せいちゃん!
GW、どうしたい?
どっか出掛ける?それとも、家でゆっくりする?」
「そうだね。
いっくんが決めて?
私はいっくんのしたい方がいいかな?」
控え目の聖愛。
自分の意見を言う事は、ほぼない。
「うーん…
じゃあ…近場で旅行しようか?
探せばまだ、予約取れると思うし!
ゆっくり温泉とか!」
「うん!素敵!楽しそう!」
「ん。
じゃあ、少し早いけどランチにして、ネットで調べてみよう?」
聖愛が微笑み頷き、二人は本屋を出た。
ランチは時間が早いので軽くにしようということになり、カフェに向かった二人。
カウンターに並んで座り、壱茶がスマホを見せてくる。
「何処がいいかな?」
「うーん…
私こうゆうの、よくわからなくて…」
「あ、ここ!
部屋風呂付きだって!」
「部屋風呂?」
(部屋風呂ってことは………)
『――――せいちゃん、せっかくだから一緒に入ろうね!』
『……//////』
「――――――……//////」
(…………と、なるよな…//////)
「あ、あの!
ほ、他の所がいいなぁ…」
「そう?
………じゃあ、ここは?
部屋風呂ではないけど…懐石料理が美味しいみたいだよ?」
「あ、ここなら!」
(部屋風呂じゃないし!)
「ん!じゃあ…ここにしよ?」
「うん!」
「僕がこのまま予約するから、せいちゃんはランチ選んでて?」
「うん、ありがとう!」
スマホを操作している横で、聖愛はメニューを見ていた。
チラッと壱茶を見ると、なぜか…意味ありげに笑っていた。
「………」
(なんだろ…?)
「――――よし!予約完了!
結構ギリギリに予約したから、キャンセル料発生するみたい」
「あ、そうだよね(笑)」
「まぁ、絶対行くし!大丈夫だろうけど(笑)」
「うん」
(んー、なんか企んでる表情なんだよなぁ……)
聖愛は、首を傾げながら壱茶を見ていた。
“GW特集”と書かれた雑誌を見て、壱茶が言い出した。
「あ、せいちゃん!
GW、どうしたい?
どっか出掛ける?それとも、家でゆっくりする?」
「そうだね。
いっくんが決めて?
私はいっくんのしたい方がいいかな?」
控え目の聖愛。
自分の意見を言う事は、ほぼない。
「うーん…
じゃあ…近場で旅行しようか?
探せばまだ、予約取れると思うし!
ゆっくり温泉とか!」
「うん!素敵!楽しそう!」
「ん。
じゃあ、少し早いけどランチにして、ネットで調べてみよう?」
聖愛が微笑み頷き、二人は本屋を出た。
ランチは時間が早いので軽くにしようということになり、カフェに向かった二人。
カウンターに並んで座り、壱茶がスマホを見せてくる。
「何処がいいかな?」
「うーん…
私こうゆうの、よくわからなくて…」
「あ、ここ!
部屋風呂付きだって!」
「部屋風呂?」
(部屋風呂ってことは………)
『――――せいちゃん、せっかくだから一緒に入ろうね!』
『……//////』
「――――――……//////」
(…………と、なるよな…//////)
「あ、あの!
ほ、他の所がいいなぁ…」
「そう?
………じゃあ、ここは?
部屋風呂ではないけど…懐石料理が美味しいみたいだよ?」
「あ、ここなら!」
(部屋風呂じゃないし!)
「ん!じゃあ…ここにしよ?」
「うん!」
「僕がこのまま予約するから、せいちゃんはランチ選んでて?」
「うん、ありがとう!」
スマホを操作している横で、聖愛はメニューを見ていた。
チラッと壱茶を見ると、なぜか…意味ありげに笑っていた。
「………」
(なんだろ…?)
「――――よし!予約完了!
結構ギリギリに予約したから、キャンセル料発生するみたい」
「あ、そうだよね(笑)」
「まぁ、絶対行くし!大丈夫だろうけど(笑)」
「うん」
(んー、なんか企んでる表情なんだよなぁ……)
聖愛は、首を傾げながら壱茶を見ていた。