いっくんのお気に入り♡
自宅マンションに帰り、ソファでゆっくりしている二人。
ぴったりくっついて、壱茶が聖愛の頭をゆっくり撫でていた。

「……/////
いっくん、ち、近いよ…//////」
隣でジッと見つめられ、聖愛は顔を赤くして照れている。

「だって、せいちゃんが可愛いんだもん!」

「あ、ねぇ!コーヒー、淹れようか?」

「いらない
―――――――」
今度は顔が近づいてきて、口唇が重なった。

「ん…」

「フフ…可愛いなぁ//////」
そう囁き、何度もキスを繰り返す。
壱茶の口唇が、頬や首などにチュッ、チュッと落ちてくる。

「え…ちょっ…いっく…ま、待って…」

「んー?」

「え…//////す、スるの?」

「うん、シたい…!
………ダメ?」
首を傾げ、甘えるように言ってくる。

「あ…/////でも、まだ…明るい…よ?」

「うん」
ゆっくり押し倒された。

「……/////」
組み敷かれて、見つめられる。
みるみる聖愛の顔や耳まで赤くなっていく。

「本当に嫌?」

「え?」

「本当に嫌なら、やめる。
せいちゃんの嫌がることはしないよ?」

「嫌じゃ…ないよ」

「うん、じゃあいーい?」

「でも、今は…明るいから…//////」

「うん、わかった。
じゃあ…キスならい?」  

「うん…//////」

フフ…と笑った壱茶の顔が近づき、口唇が重なる。
チュッ、チュッと啄んで、深くなった。

「ンンン…っ…はぁ…」

「……/////
せいちゃん、いつからこんなエロい表情(かお)出来るようになったの?」
(うわ…この顔、ヤバいな…/////)

「…っ…え?/////」

「可愛すぎ…!」

「……/////」
(恥ずかしい…/////
でも、目が離せない//////)

「ん?
なぁに?」

「う、ううん//////」

「可愛いね!」

「いっくんは、綺麗…//////」

「せいちゃん」

「ん?」

「この顔、僕以外の人の前でしないでね?」

「え?」

「この顔が見れるのは“僕だけの特権”なんだからね?」

「え?え?」

「あと夕ご飯食べたら、覚悟しておいてね?」

「へ?」

「たぶん…いや絶対、止まんないと思うから……!」

「……/////」

「あんな嫉妬させられて、こんな可愛い顔見せられて、もう…止まらないから……!」

「……/////」


この日、聖愛は壱茶から狂おしいくらいの愛情を刻み込まれるのだった。
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