いっくんのお気に入り♡
いっくんは人気者
「――――門川〜!今日こそは、付き合ってもらうぞ!」
季節はあっという間に夏に入り、暑い日が続いていた。
下園が、仕事終わりに声かけてきた。
「ごめんね、僕帰らないと!」
「は?たまには、いいじゃん!」
「でも、僕の奥さんが待ってるから!」
「じゃあ、嫁さんに俺から頼むから!
頼むよ!付き合ってよ!」
「………はぁ…」
壱茶はため息をつき、スマホを取り出して聖愛に電話をかけた。
『もしもし?』
「あ、せいちゃん?」
『今から帰ってくる?』
「あ…同僚に食事に誘われたんだ…
どうしても、行かなきゃで…ごめんね」
『そっか!わかった!』
「ごめんね。できる限り、早く帰るからね!」
通話を切り、下園に向き直る。
そして微笑み「行くなら早く行こ?できる限り、早く帰りたいから!」と言った。
「あ、あぁ…」
(な、なんか…怖っ…!)
下園と街に出て、居酒屋に向かった壱茶。
中には、他にも同僚がいた。
「お疲れ〜!
やっと、連れてこれたぞ〜」
「おっ!」
「下園、やっとか!(笑)」
「下園さん、ほんとだったんだぁ〜」
「絶対無理だと思ってたー(笑)」
「だから言ったじゃん!
よし!これで同期が全員集まったな!」
「――――二人は何飲む?」
「俺、ビール!
門川は?」
「ん?ウーロン茶」
「………は?」
「え?ダメ?」
「あのなぁー、空気読めよ…
飲めないわけじゃねぇだろ?」
「フフ…
嘘だよ!
僕も、ビールで」
「……ったく…じゃあ、ビール二つ!」
乾杯をして、飲み始める。
「――――でも、どうやって門川を説得したの?」
「ん?頼み込んだだけ!」
「それだけ?(笑)」
「嫁さんに俺から話すっつって、頼み込んだ」
「僕の奥さんと話なんかさせないよ?」
「そんな惚れてんの?」
「そんなに、惚れてるよ」
「へぇー、どんな人?
イケメン門川を惚れさすって、興味ある!」
「可愛い人。
誠実で、柔らかくて、いつも相手のことを考えてる思いやりのある人。
特に笑顔が凄く可愛いんだ。
こうやって話してると、会いたくなるくらいに」
「ベタ惚れだな(笑)」
「写真ないの?」
「ん?あるよ!」
「見せ―――――」
「見せるわけないよね?」
満面の笑みの壱茶。
下園達は思う。
こ、怖っ…!!
季節はあっという間に夏に入り、暑い日が続いていた。
下園が、仕事終わりに声かけてきた。
「ごめんね、僕帰らないと!」
「は?たまには、いいじゃん!」
「でも、僕の奥さんが待ってるから!」
「じゃあ、嫁さんに俺から頼むから!
頼むよ!付き合ってよ!」
「………はぁ…」
壱茶はため息をつき、スマホを取り出して聖愛に電話をかけた。
『もしもし?』
「あ、せいちゃん?」
『今から帰ってくる?』
「あ…同僚に食事に誘われたんだ…
どうしても、行かなきゃで…ごめんね」
『そっか!わかった!』
「ごめんね。できる限り、早く帰るからね!」
通話を切り、下園に向き直る。
そして微笑み「行くなら早く行こ?できる限り、早く帰りたいから!」と言った。
「あ、あぁ…」
(な、なんか…怖っ…!)
下園と街に出て、居酒屋に向かった壱茶。
中には、他にも同僚がいた。
「お疲れ〜!
やっと、連れてこれたぞ〜」
「おっ!」
「下園、やっとか!(笑)」
「下園さん、ほんとだったんだぁ〜」
「絶対無理だと思ってたー(笑)」
「だから言ったじゃん!
よし!これで同期が全員集まったな!」
「――――二人は何飲む?」
「俺、ビール!
門川は?」
「ん?ウーロン茶」
「………は?」
「え?ダメ?」
「あのなぁー、空気読めよ…
飲めないわけじゃねぇだろ?」
「フフ…
嘘だよ!
僕も、ビールで」
「……ったく…じゃあ、ビール二つ!」
乾杯をして、飲み始める。
「――――でも、どうやって門川を説得したの?」
「ん?頼み込んだだけ!」
「それだけ?(笑)」
「嫁さんに俺から話すっつって、頼み込んだ」
「僕の奥さんと話なんかさせないよ?」
「そんな惚れてんの?」
「そんなに、惚れてるよ」
「へぇー、どんな人?
イケメン門川を惚れさすって、興味ある!」
「可愛い人。
誠実で、柔らかくて、いつも相手のことを考えてる思いやりのある人。
特に笑顔が凄く可愛いんだ。
こうやって話してると、会いたくなるくらいに」
「ベタ惚れだな(笑)」
「写真ないの?」
「ん?あるよ!」
「見せ―――――」
「見せるわけないよね?」
満面の笑みの壱茶。
下園達は思う。
こ、怖っ…!!