いっくんのお気に入り♡
フミヤの大きな背中を見ていると、高校の時を思い出す。
(いつもこんな風に守ってくれたんだよなぁ〜)
こうゆうところ、壱茶に似ている。
(あ、そうだ。
フミヤくんとなんとなく似てたから、いっくんを好きになったんだ……!
………………//////ど、どうしよう…
いっくんに会いたくなってきた//////)
「聖愛?大丈夫?」
「へ?あ…う、うん」
「とりあえず、並ぼうよ!
めっちゃ暑いし!」
四人は、最後尾に並んだ。
更にしばらくすると――――
聖愛達の二組後に、ぞろぞろと男女のグループがやって来た。
「ん?あれ、マリア様の旦那じゃね?」
「え?あ!
聖愛!壱茶くんだよ!」
「え…!?
あ……」
ヒビトとアツコが順に聖愛に言い、振り向くと…
壱茶が、下園達と団体でシャーベット店に来ていた。
聖愛は嬉しくなって、声をかけようとする。
しかし……
一瞬で考えを巡らせた。
ここで自分が声をかけたら、壱茶の迷惑にならないだろうか。
壱茶の妻が、自分のような地味な女だって知られたら……と。
壱茶やアツコ達がいくら“可愛い”と言ってくれても、自分が地味でつり合わないのは変わらない。
「声かけないの?」
アツコが聞いてくる。
「うん…でも、迷惑じゃないかな?」
「は?」
「迷惑?
マリア様、何言ってんの?」
アツコとヒビトが、怪訝そうに続けて言った。
「壱茶くんは“正真正銘”聖愛の旦那でしょ!?」
「なのに、迷惑ってなんだよ!」
アツコとヒビトは、怒っている。
「お似合いだね!」
そんな中、フミヤが微笑み言った。
「え?」
「お似合いだよ?二人」
「そ…かな?」
「うん、だから自信持ちなよ!」
「うん…!ありがとう!」
そう。
こうやって、私の不安を拭ってくれる人。
それが、フミヤくんだ…!
「紹介して?
聖愛の旦那」
「うん…!」
聖愛は、フミヤ達と壱茶のいるグループの所に向かった。
「い、いっくん…」
上手く、声が出ない。
ざわざわとした他の客達の声にかき消される。
「え……せいちゃん!!?」
バッと振り返った、壱茶。
しかし………壱茶はちゃんとその声を拾い、反応してくれた。
そして、駆け寄り嬉しそうに笑った。
自然と、聖愛も笑顔になる。
(いつもこんな風に守ってくれたんだよなぁ〜)
こうゆうところ、壱茶に似ている。
(あ、そうだ。
フミヤくんとなんとなく似てたから、いっくんを好きになったんだ……!
………………//////ど、どうしよう…
いっくんに会いたくなってきた//////)
「聖愛?大丈夫?」
「へ?あ…う、うん」
「とりあえず、並ぼうよ!
めっちゃ暑いし!」
四人は、最後尾に並んだ。
更にしばらくすると――――
聖愛達の二組後に、ぞろぞろと男女のグループがやって来た。
「ん?あれ、マリア様の旦那じゃね?」
「え?あ!
聖愛!壱茶くんだよ!」
「え…!?
あ……」
ヒビトとアツコが順に聖愛に言い、振り向くと…
壱茶が、下園達と団体でシャーベット店に来ていた。
聖愛は嬉しくなって、声をかけようとする。
しかし……
一瞬で考えを巡らせた。
ここで自分が声をかけたら、壱茶の迷惑にならないだろうか。
壱茶の妻が、自分のような地味な女だって知られたら……と。
壱茶やアツコ達がいくら“可愛い”と言ってくれても、自分が地味でつり合わないのは変わらない。
「声かけないの?」
アツコが聞いてくる。
「うん…でも、迷惑じゃないかな?」
「は?」
「迷惑?
マリア様、何言ってんの?」
アツコとヒビトが、怪訝そうに続けて言った。
「壱茶くんは“正真正銘”聖愛の旦那でしょ!?」
「なのに、迷惑ってなんだよ!」
アツコとヒビトは、怒っている。
「お似合いだね!」
そんな中、フミヤが微笑み言った。
「え?」
「お似合いだよ?二人」
「そ…かな?」
「うん、だから自信持ちなよ!」
「うん…!ありがとう!」
そう。
こうやって、私の不安を拭ってくれる人。
それが、フミヤくんだ…!
「紹介して?
聖愛の旦那」
「うん…!」
聖愛は、フミヤ達と壱茶のいるグループの所に向かった。
「い、いっくん…」
上手く、声が出ない。
ざわざわとした他の客達の声にかき消される。
「え……せいちゃん!!?」
バッと振り返った、壱茶。
しかし………壱茶はちゃんとその声を拾い、反応してくれた。
そして、駆け寄り嬉しそうに笑った。
自然と、聖愛も笑顔になる。