いっくんのお気に入り♡
それから解散になり――――壱茶と聖愛は自宅マンションに帰り着いた。

「いっくん、お疲れ様!」

「フフ…それは、せいちゃんでしょ?
よく頑張ったね!
アツコさんも、凄く喜んで感動してたし!」

「うん!
いっくんのおかげ!
いっくんが見守ってくれてたから、私頑張れたんだよ?
ありがとう!」

微笑んで言うと、壱茶が両手を広げてきた。
「ギュッてしよ?
もっとせいちゃんを労いたい!」

聖愛は頷き、壱茶に抱きついた。
抱き締め合って、壱茶が「お疲れ様!」と頬を擦り寄せた。


そして着替えるため、ウォークインクローゼットに向かう。

先に着替えた壱茶。
ベッドに座り、聖愛が着替えるのを待っていた。

すると、クローゼットの方から「痛っ!!?」と聖愛の声がしてきた。

「ん?せいちゃん?」
クローゼットの方に目を向けると、聖愛が眉間にシワを寄せてパタパタ…と小走りで駆けてきた。

「いっくん、背中のファスナーに髪の毛絡まったの。取ってくれない?」
壱茶の隣に腰掛け、背中を向ける。

「わ…痛そう…
待ってね!すぐに……」
そっと髪の毛とファスナーに触れ、絡まった髪の毛を外す。
そしてそのまま、ファスナーを下げた。

すると聖愛の綺麗な背中が出てきて、ゴクッ…と妙にはっきり喉が鳴った。
「……/////」

「ありがとう!
じゃあ、着替え―――――んんっ…!!」

気づくと壱茶は、聖愛の背中に吸い付いていた。
チュッ、チュッと聖愛の背中にキスを繰り返す。

「ちょ…/////いっくん…!//////や、や…め…//////」

「ん…もう少しだけ…」
背中だけでなく、肩やうなじにもキスが落ちてくる。
そしてブラジャーのホックも外された。

「いっくん、ダメだよ…///////」

「どうして?
良いでしょ?
せいちゃんは、僕のモノだもん。
このまま、シたい…!」

「……//////ま、待って…」

「無理、待てない」

「お願……」
聖愛は向き直り、押し返した。

「嫌?」
その手を掴み、指を絡めた壱茶。
顔を覗き込んだ。

聖愛は首を横に振り「せめて、シャワー浴びたい…//////」と消え入りそうな声で言う。

しかし壱茶は「僕は無理。我慢できないから……!」と聖愛を押し倒した。
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