最初で最後の恋

しっかりセットした
金髪の毛に

ピシッと
着こなしたスーツが
とても似合っていた。


アタシの周りには
いないタイプ。




『名前
何て言うの?』

いきなり声を
掛けてきた優君。


「…愛です」

素っ気なく
答えたアタシ。


もう二度と、

会うことは
ないだろうな…


アタシは取り合えず、
仕事の源氏名を名乗った。



この出会いが

アタシにとって、

大きなものに
なるとも知らずに…

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