イケメンモテ男子と期間限定の同居生活
お互いに目まん丸にして固まって……あれほど気まずい瞬間は人生で初めてだったよ。
「お兄ちゃんばっかりずるい。私も繋ぎたい」
「いいよ。こっち繋ごっか」
「いいの? やった!」
「はぁ、ったくもう……」
空いているほうの手を梨子ちゃんと繋ぎ、そのまま公園へ。
童心に帰り、みんなで園内を駆け回って遊んだのだった。
*
「──英、このへんの荷物、先に廊下に出しといていいか?」
「うん。ありがとう、お願いします」
「お兄ちゃん、この棚は?」
「あー、それは後で運ぶから置いといていい」
散歩から帰宅後、3人で和室を慌ただしく動き回る。
1人で掃除するつもりだったのに、『俺らも一緒に過ごしたから』と、お手伝いを申し出てくれて。
最後の最後まで、お世話になってしまった。
「お兄ちゃんばっかりずるい。私も繋ぎたい」
「いいよ。こっち繋ごっか」
「いいの? やった!」
「はぁ、ったくもう……」
空いているほうの手を梨子ちゃんと繋ぎ、そのまま公園へ。
童心に帰り、みんなで園内を駆け回って遊んだのだった。
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「──英、このへんの荷物、先に廊下に出しといていいか?」
「うん。ありがとう、お願いします」
「お兄ちゃん、この棚は?」
「あー、それは後で運ぶから置いといていい」
散歩から帰宅後、3人で和室を慌ただしく動き回る。
1人で掃除するつもりだったのに、『俺らも一緒に過ごしたから』と、お手伝いを申し出てくれて。
最後の最後まで、お世話になってしまった。