イケメンモテ男子と期間限定の同居生活
そして下段には……。



「……え」



パカッと蓋を開けると、またまた色とりどりのおかず達が。


うわ最悪、嘘でしょ……。

今日はやけに軽いなと思ったら、間違えて詰めてきちゃってたんだ。


だとすると……。


嫌な予感がして恐る恐る前方に目を向けてみると、青倉も同じように私を見ていた。

机の上には、容器いっぱいに敷き詰められたふりかけご飯が2つ。



「ありゃま。美味しそうだけど、おかずだけはきついねぇ。バタバタしてたの?」

「うん……。今日起きるの遅くなっちゃって」



言い訳するなよと突っ込まれそうだが、これは嘘。本当は寝坊なんてしていない。


青倉は白で、私はベージュ。


色合いが似ている上に大きさも形も同じなので、毎回念入りに確認しているのだけれど……。

寝不足が続いたせいか集中力が散漫し、確認せず詰め込んでしまった。
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