イケメンモテ男子と期間限定の同居生活
「私、鉄棒が苦手でね。特に逆上がりが全然できなかったの。クラスでも1番下手っぴでさ。でも、熱心に練習に付き合ってくれて……」
みんなが課題をクリアして自由時間を満喫している中、私だけ1人、逆上がりの練習。
しかも1番低い鉄棒で、補助板つき。
恥ずかしくて、悔しくて、情けなくて。もう逃げ出してしまいたかった。
けど、先生は私を見捨てず、優しく励ましつつ根気強く付き合ってくれた。
1人でできるようになった時、めちゃくちゃ喜んでたなぁ。
『やったね! おめでとう!』って、成功した私よりもニコニコしてた。
「うわぁ、顔だけじゃなく心までイケメンって、罪な男〜! 今も先生やってるの?」
「うん。今は隣町の小学校にいるみたい。夏休みに来た残暑見舞いにそう書いてあったから」
恋心を抱いていると気づいたのは、2年生の冬。
少しでも可愛く見られたくて、髪の毛を結んでみたり、ワンピースやスカートを穿いてみたり。
『これなんて読むんですか?』って、無理やり用事を作って話しかけてた。
みんなが課題をクリアして自由時間を満喫している中、私だけ1人、逆上がりの練習。
しかも1番低い鉄棒で、補助板つき。
恥ずかしくて、悔しくて、情けなくて。もう逃げ出してしまいたかった。
けど、先生は私を見捨てず、優しく励ましつつ根気強く付き合ってくれた。
1人でできるようになった時、めちゃくちゃ喜んでたなぁ。
『やったね! おめでとう!』って、成功した私よりもニコニコしてた。
「うわぁ、顔だけじゃなく心までイケメンって、罪な男〜! 今も先生やってるの?」
「うん。今は隣町の小学校にいるみたい。夏休みに来た残暑見舞いにそう書いてあったから」
恋心を抱いていると気づいたのは、2年生の冬。
少しでも可愛く見られたくて、髪の毛を結んでみたり、ワンピースやスカートを穿いてみたり。
『これなんて読むんですか?』って、無理やり用事を作って話しかけてた。