イケメンモテ男子と期間限定の同居生活
ストレートな言葉が胸にグサリと刺さる。


ははは……そっかぁ。
私、これでも可愛いもの大好きなんだけどな。

部屋にぬいぐるみ飾ってるし、文房具もキャラクターものだし。瀬那と出かけた日も、買ったのは猫耳フードつきのパーカー。


でも、仕方ないか。


黒髪にキツめの顔立ち。

身長も、高身長とまではいかなくても、クラスの女子の中では高いほう。


青倉でさえとっつきにくい印象を持たれてたんだもん。

今年知り合ったばかりの人間なら、誰しもそう感じるよね……。


自分の印象を目の当たりにし、軽くショックを受ける。



「やっぱあれ委員長だったんだ〜」



すると、先ほどティッシュを分け与えた女の子が会話に入ってきた。



「こないだって、日曜だよね? うちも家族で水族館行ったんだ〜」

「え! そうだったの!?」
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