隣の家の天才クラリネット演奏者が、甘すぎる愛を注いできます
「あ、そうだ。明日も今日のような薄着で来たら、襲われても文句言えませんよ?」

「襲う!?」

「まぁ、襲いませんけど」

どう見てもからかっているだけなのに、凛也さんは楽しそうだった。

「明日から毎日の楽しみが出来ました。厳しく教えますね」

「いや、えっと……」

「ん?今更、怖気(おじけ)付いたりしてませんよね?」

怖すぎて「してないです……」としか言えない。


「想乃さん、では明日7時にまたチャイムを鳴らして下さい」


凛也さんはそれだけ言い残して、家の中に入って知ってしまう。


これから不思議な溺愛生活が始まる。
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