BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜
クラフトビールを注文していて美味しくて太志はすぐにネット注文すると言い出し、またパソコンを開く。
「姫乃の住所に送っていい?」
「うん」と配達先に姫乃の住所と火曜日指定を打ち込んだ。
「ウチで飲んだら朝帰りになるよ?」
「いいよ、姫乃といるとよく寝れるんだよ、これも姫乃を選んだ1つだな」
「寝付くの早いよね」
「あぁ、でも姫乃の足が絡まってきて目が覚める時はある(笑)」
「ごめん」
全然いいと言ってくれた。
「太志さんは焼き魚や煮魚は食べれるんでしょ?」
「食べれるけどあんまり好んでは食べないかな、骨が嫌かも」
「じゃあ私が身をとるね(笑)子供みたいね」
「姫乃の前だけは子供だな、身を取るのすげぇ下手」
ご馳走様と食事後のお皿を廊下に出すと太志はまだお酒を注文していた。
そうだこの人お酒強いんだった。
出会ったBARでも強いお酒を呑んでた。
ワインとナッツをゆっくり堪能している。
姫乃はじーっと見ていた。
「呑む?」
「ワインはほとんど呑んだことがないの」
「ん?ひと口」
姫乃はワインを口に入れると渋い顔をした。
「う〜」
「慣れだよ(笑)」