BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜

「大丈夫だったか?」

「はい」

「じゃあ、行こうか」

部屋のカードキーを指に挟んで見せてくれた。

もう何でも仕草がかっこいいと姫乃は思ってしまう。


エレベーターで彼について部屋に入ると凄い豪華な部屋だった。

「ここって高いお部屋なんじゃ…」

姫乃は彼を見た。

「大学生じゃないんだからさ、ラブホテルでワンナイトじゃやっぱダメだろ、俺、いい大人なんで(笑)」

初めて口角あがりだけじゃない笑顔を見た。

やっぱりワンナイト…だよね…


「おいくつですか?」

「今年28になる、君は?」

「24、あっ、今月で25です」

歳を答えると少し驚いた顔をされた。


でも安心したのかシャワーをしておいでと言われた。

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