BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜

「ただいま〜」

「おかえり」

洗いの建物に荷物を運ぶ姫乃

今日は叔父さんが急遽遠くの得意先に配達があったので普段回る得意先を姫乃が配達を担当したのだった。

「午前中の分、ここに置いておくね」

「ああ、サンキュー」

太志は10月の合格発表に受かっていて染色補正技能士の1級を取得した。

「姫乃、お迎え、俺も行く」

「わかった、先に昼ごはんの準備をしてくるね」

姫乃達は予定通り10月15日に婚姻届を提出して夫婦になった。

1月の繁忙期を終えたあと3月に妊娠がわかりKOGUMAを退社していた。

11月に女の子を出産して舞華(まいか)と名付けられた。

そして1年経ち、そろそろ仕事をしたいなと思い始めた頃にひーちゃんの妊娠がわかり舞華をお義母さんに見てもらいながら店舗の方をお手伝いすることになった。

『宮乃』の2人目の看板娘だ。



ひーちゃんはつわりがひどく家の方にいる事が多くなった。

ひーちゃんと舞華をお義母さんが見る事になり出来る者が食事の支度をする事に…

店舗に出ていると昼ごはんを同じ時間には取れない日もある。

大抵はお義母さんが舞華の離乳食ついでに作ってくれてはいるが舞華を慣らし保育に入れる事になりしばらくは午前中だけ舞華は保育園に入れている。

だから今日は店の方はお義母さんが出てくれている。

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