BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜
2人が合流して話していると筒井くんと満里絵が付き合いだしたと報告を受けた。
「良かったね、仲良くしてね」
姫乃がそう言うと満里絵はありがとうと返してきた。
そう言えば、満里絵は家が遠くて終電の時間が少し早い、大抵は先に帰るのに先月は最後までいた…
その時に何か進展があったんだろう、満里絵には大学から付き合っていた彼氏がいたはずだ。
先月は満里絵は結構酔って筒井くんが確か送るって言ったんだっけ…よかったね、満里絵
「西、ラストオーダーだけど?」
後藤くんに声をかけられて姫乃はまた〆に皮とボンジリの塩とレモンサワーを頼んだ。
「あれ?西って焼き鳥頼んだのって全部塩?」
後藤くんが気づいたようだ。
「うん、私、焼き鳥は塩味が好きなんだー」
「俺はタレしか頼んでないや」
後藤くんがメニューを見ながら言った。
筒井くんと満里絵は部位によるかなって2人は言っていた。
「姫乃って生魚食べれないんだよ、ねっ」
満里絵が言った。
「えっ、マジ?」
男2人が驚いていた。
「うん、お刺身は食べれないの」
「寿司屋はまだ行った事はないよな」
筒井くんが言う。
「でも回転寿司って今はメニューが豊富だから食べれるよ、大丈夫、気にしないで、そこまで困らないから行けるよ」