BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜
姫乃の視線を感じたのか「口以外のところにいっぱいしてやるから、主に下の方な(笑)」
「え、あっ、そういうつもりじゃなくてですね」
「そういう目で見てた」
「はい、もう、意地悪」
ハハッと笑いビールを飲み干すと身体中にキスをくれてたくさんのキスマークをつけてくれた。
「ちょっ、太志さん、見えるとこは……あっ」
食事の時はシュシュで髪をまとめ、接客中はしっかり縛ると急いで言うとわかったわかったと言いながら肩の微妙なところを吸われる。
明日は前をしっかり止めれるシャツにしなきゃと頭の中で考えていた。
太ももの裏側と胸周りにはたくさんの跡がついていた。
抱かれながら「仕事がもう少し落ち着いたら姫乃との時間を作る」と言ってくれて「それってつきあ……んっ」
姫乃の聞きたかった事は下半身へのキスでわざと避けられた気がした。
つきあうって事?
私達は身体だけの関係なの?
キスで誤魔化された事はもう自分からは聞かない事にした。
素直に太志さんのキスは気持ちいいと思うことに。
姫乃が肩で息をしながら横になっていると太志は部屋の電話を使っていた。