BARでエンジェルキッスをくれた貴方は老舗呉服店の御曹司でした〜カクテル言葉はあなたに見惚れて〜

「姫乃、もし、もしさ、パートナーの実家がお寿司しか出なかったらどうするの?」

「えー、そんな事あるのかな」

姫乃は考えていた。

「だってね私、親戚のお姉ちゃんから聞いたんだけど凄い田舎でお寿司がご馳走だからパックのお寿司を1人前ずつ出されたって聞いた事あるの」


それだけってあるのかなー、まああるかも前提だよね。

「んー、パートナーにちゃんと食べれないって言うかな、もし聞いてもらえなかったら食べれるネタだけ食べる?玉子とかエビのボイルとかー、穴子や鰻は食べれるよ」

「偉いなぁ」

「いなり寿司とか巻き寿司とかは食べれるよ」

「じゃあ、酢飯がダメとかじゃないんだな」

「うん」

後藤くんは少し安心した表情になった。

どうしたのかな?

後藤くんが決済で払ってくれたので後日お金を払うことになって焼き鳥屋を出た。

「これからどうする?カラオケかBARかってとこかな」

筒井くんが聞いてくれた。

「私はお先に失礼するね、またね姫乃」

「うん、バイバイ」

満里絵は駅の方に向かっていた。

「筒井くん、送らなくてもいいの?」

「あー、うん、お互い飲み会や遊びに関しては今は自由にしてる、ちゃんと誰とどこへ行くとかは言うことには約束はしてる、心配だからな」

急に今までの遊び方を変えると喧嘩の元じゃん?とも言っていた。

そういうものなのか…

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