遠い星の君

2年目 秋


2年目 秋

充希Side

お昼の会話で盛り上がって

数人で映画を見に行くことになった。

美生は用事があるそうで来れなかった。

映画の感想を言い合いながら

お酒を飲んで話をしていた。

翌日が休みということもあり、

皆盛り上がっていた。

2時間もすると酔っ払いが誕生していた。

店に入るにも、家に帰すにもヨロヨロだった。

誰かの家に行こうとなってから、

家の遠さや広さを考えると

私か類かもう1人の同期の家になりそうだった。

女の私がノリノリで招き入れたら

さすがの同期も気持ち悪いだろうし

部屋汚いしなあ、きっと百面相をしていたと思う。

「別にいいよ」

彼がポツンと言ってくれた。
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