遠い星の君

充希Side

あの好きな人(仮)宣言から

私は類に話しかけるようにしていた。

「類おはよ~」

「相変わらず元気だね」

「類のほうが若いのに」

「精神年齢ってものがあるじゃん」

「それは悪口かな?」

ふざけながら一緒に歩ける日が来るなんて。

神様、しぇいしぇい!!


元気だったのは心だけだったようで

次の日から2日風邪で休んでしまった。

「類としゃべれない……」

当たり前のように話していた

朝の会話がないと少し寂しい。

類は今頃仕事しるんだろうな~

熱に浮かされた頭で考えていた。
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