遠い星の君
翌日の朝、類は寝不足なのか無口だった。
「昨日楽しかったね~」
「そうね」
「類めっちゃ話してたね」
「見てた?」
「うん、すごい笑ってた」
「何に笑ったか覚えてないけど」
「楽しそうでいいなって思ってた」
「合コン行くの?」
「聞こえてた?」
「まあ」
「行かないよ。私そうゆうの苦手だし」
「ふーん」
「あの時は適当に返してただけ」
「そっか」
「類も合コン興味あるの?」
「まったく」
「寝不足で不機嫌な類は新鮮だね」
「何それ」