今日から悪魔を目指します!
その日の夜。
晩ご飯を食べに真菜の家に来たコランに、心を打ち明けてみた。
「1ヶ月も魔界の皆に会えないって、なんか寂しいわ……」
「ん?別に会えるぞ」
コランが肉料理を頬ばりながら返した。
「そりゃ、コランくんは悪魔だから、自由に魔界に行けるかもしれないけど」
「真菜も自由に行けるぞ」
「……え?そうなの?」
通学の目的以外で魔界に行ってもいいものだとは思っていなかった。
『最強の生命力』を持つ真菜は、魔界で活動しても身体的な問題はない。
でも魔界の学校以外の場所なんて、怖くて一人では行けない。
ここで、コランがある提案をしてきた。
「じゃあ、皆で海に行こうぜ!!」
「え、何それ、楽しそう」
「海に別荘があるから、使えるように父ちゃんに頼んでおくな!」
さすが魔界の王と、その息子。きっと海辺も貸し切りに違いない。
と、ここまで話が進んで、真菜は肝心な事に気付いた。
「それって、魔界の海に行くの?」
「え、当然じゃん!」
……大丈夫なのだろうか。
魔界の海って何色?危険な生物とかいないだろうか。
魔界の学校で初めての夏休みは、ドキドキの予感がする。
次の日、コランは昼間に真菜の家を訪れた。
海の件を報告する為だ。
「連絡したら、アイリも父ちゃんもお母さんも行くって!」
「えっ!?皆!?」
まさか、魔王一家の『皆』と一緒に海に行く事になるとは……。
一般人、しかも人間が混じっても良いのだろうか……。
「レイトくんは?」
「あ~、誘ったけど遠慮するって。あいつインドア派だもんな」
いや、それは多分、魔王一家と行くのが恐れ多いからだろう……。
でもまぁ、そこまで気遣いが必要な一家でもないし、アイリにも会える。
そう気楽に考えられるのは、人間だからかもしれない。
真菜は海に行く日を楽しみに待つ事にした。
晩ご飯を食べに真菜の家に来たコランに、心を打ち明けてみた。
「1ヶ月も魔界の皆に会えないって、なんか寂しいわ……」
「ん?別に会えるぞ」
コランが肉料理を頬ばりながら返した。
「そりゃ、コランくんは悪魔だから、自由に魔界に行けるかもしれないけど」
「真菜も自由に行けるぞ」
「……え?そうなの?」
通学の目的以外で魔界に行ってもいいものだとは思っていなかった。
『最強の生命力』を持つ真菜は、魔界で活動しても身体的な問題はない。
でも魔界の学校以外の場所なんて、怖くて一人では行けない。
ここで、コランがある提案をしてきた。
「じゃあ、皆で海に行こうぜ!!」
「え、何それ、楽しそう」
「海に別荘があるから、使えるように父ちゃんに頼んでおくな!」
さすが魔界の王と、その息子。きっと海辺も貸し切りに違いない。
と、ここまで話が進んで、真菜は肝心な事に気付いた。
「それって、魔界の海に行くの?」
「え、当然じゃん!」
……大丈夫なのだろうか。
魔界の海って何色?危険な生物とかいないだろうか。
魔界の学校で初めての夏休みは、ドキドキの予感がする。
次の日、コランは昼間に真菜の家を訪れた。
海の件を報告する為だ。
「連絡したら、アイリも父ちゃんもお母さんも行くって!」
「えっ!?皆!?」
まさか、魔王一家の『皆』と一緒に海に行く事になるとは……。
一般人、しかも人間が混じっても良いのだろうか……。
「レイトくんは?」
「あ~、誘ったけど遠慮するって。あいつインドア派だもんな」
いや、それは多分、魔王一家と行くのが恐れ多いからだろう……。
でもまぁ、そこまで気遣いが必要な一家でもないし、アイリにも会える。
そう気楽に考えられるのは、人間だからかもしれない。
真菜は海に行く日を楽しみに待つ事にした。