娘の親友 〜友情とセックスと一途な思い〜

二 桔梗

 二 桔梗

 病死した妻の美鈴と明日香の母親の静香は大学時代の親友で、瑛二も同じサークル仲間だった。
 美和の幼稚園からの幼馴染の明日香は、幼少期に父親を亡くし、母親の静香と二歳年下の弟の卓との三人の母子家庭で、何度も二家族で遊びに行ったり旅行したりしていた家族ぐるみの付き合い。
 妻の美鈴が病死した三年前からは、静香が気兼ねするようになってしまい、家族同士での交流もなくなってしまっていたが、明日香は時々美和のところに遊びに来たり、泊まりに来たりしていた。
 美和と同学年なのに、発育のいい明日香は、身長も一七〇cm近くと大きく、容姿も大人っぽくなっていて、その成長は驚くほどで、どちらかと言えば小柄の美和と並ぶと同学年には見えないくらい大人の女、という感じだ。
 明日香の告白で、一気に酔いが覚めた瑛二は晩酌の片付けと洗い物を済ませながら考えていた。
 正直、明日香に女としての魅力を感じてないわけではなかったが、でも娘の友達で、明日香の母親の静香も知っている自分が、明日香に手を出すことなど、考えられない瑛二は、なんとかなだめて落ち着かせなきゃ、と思っていた。
「お風呂、お先にいただきました」
 バスタオルを体に巻いた明日香が出てきた。
「あ、さっきのスウェット上下どうしたの?」
「お風呂上がりはいつもこんな感じなので‥‥‥」
「そ、そう‥‥‥。冷蔵庫の飲み物とか好きに飲んでて。僕、風呂に入ってくるから」
 大胆な明日香にドキドキして逃げたい瑛二は、片付けを終えて風呂に入る。
「なんとか何もなく過ごさないと‥‥‥」
 そう考えながら頭をシャンプーしていると、背後で風呂場のドアが開く音がした。
「えっ?」
 慌てて振り向く瑛二の目の前には全裸の明日香が立っていた。
「おじさん、お背中流させてください」
「あ、いや、だめだよ、そんな裸で‥‥‥」
「昔は何度もおじさんとお風呂に入って背中流したりしてましたよ」
「いや、それは小さい頃のことで、美和も一緒だったから‥‥‥」
「大丈夫です。おじさんに裸見られるの恥ずかしいけど平気です。おじさんの裸も何度も見ましたし」
「いや、そういうことじゃなくって」
「背中流すだけですから」
「わ、わかったよ。ホントにそれだけだよ」
「はい」と言ってボディタオルにボディーソープをつけて瑛二の背中を洗いはじめる明日香だが、少しすると、柔らかい明日香の肌が背中にぴったりとくっついてきた。
 大きく柔らかな乳房の感触が伝わってきて瑛二は突然のことに驚きの声をあげる。
「えっ、なに・・・そんなの、だめだよ」
「こういうのって、ボディ洗いって言うそうです。ソープの技術みたいで。気持ちいいですか?」
「や、まずいから、ホントに‥‥‥」
 立ち上がって振り向いて明日香を止めようとする瑛二は、しゃがんでいる明日香の目の前にペニスを出すような位置になってしまい、慌てて股間を押さえる。
「おじさん、体は正直ですよ。すっごく大きくなってますよ」と言って股間を押さえた瑛二の両手をどけるようにして、ペニスを口に咥え込んでしまう。
「うわっ、ダメだって」と腰を引こうとして思わず片足を滑らせて転んでしまう瑛二。
「いたたたた‥‥‥」
「おじさん、大丈夫ですか? ごめんなさい」
「痛いけど、大丈夫。明日香ちゃん、とりあえずお風呂出よう。僕も出るから」
 風呂から出た二人。明日香は洗面所で、持ってきたお泊まりセットを使って歯磨き。
 瑛二はTシャツとパンツで普段は寝てるが、明日香がいるので、パジャマのズボンを出して履く。

 明日香が歯磨きを終えて戻ってくる。
「おじさん、身体大丈夫ですか?」
「あ、うん、大丈夫」
「ベッドに入りますか?」
「そうだね。美和のベッドで寝るんじゃダメ?」
「ダメです。添い寝してほしいです」
「わかったよ。でも何もしないからね」
「はい‥‥‥」
二人はベッドに入る。明日香はバスタオルを取って全裸になる。
「えっ、裸?」
「私、家でも寝る時は裸なんです」
「そ、そう‥‥‥」
「おとなしく寝ようね」
「少し腕枕してもらうのはダメですか?」
「え、ま、まあ、いいけど」
 横に腕を伸ばす瑛二の腕に頭を乗せて、瑛二のほうを向いてぴったりと寄り添う明日香。
 明日香の柔らかい肌の感触と温もりが瑛二に伝わる。
 明日香が上にある手を瑛二の胸に置く。
 ドキドキと緊張と興奮で鼓動が激しくなる瑛二。気づかれないように平静を装う。
 胸に置いた手をゆっくり動かして瑛二の胸を撫でるようにしていく明日香。
「ダメ、動かさないで‥‥‥」
「いけませんか?気持ちよくないですか?」
「いや、だからダメなんだよ」
 明日香が胸に置いた手を外して瑛二の股間の上に置く。
「あっ!」
 すでに興奮で勃起している瑛二は思わず腰を引こうとするが、明日香の手はしっかり瑛二のペニスを短パンの上から押さえている。
「おじさん、ここすごく窮屈そうですよ」
「あ、ダメだって」
「私で興奮してくれてるんですね。うれしいです」
「だからダメだよ」
 明日香の手を股間からどかす瑛二。
 その瞬間、明日香が上にあがって上半身を起こして瑛二の口にキスをしてくる。
「う、こらっ!むぐっ‥‥‥」
 突然のキスに驚くが、明日香を押し除けて上に乗って明日香の両手を押さえつける瑛二。
「はあはあ」
「ごめんなさい」
「もうおとなしくしてくれないと一緒に寝ないからね」
「はい‥‥‥」
 明日香の手を離して横になる瑛二。
「おじさん、私のこと嫌いになりました?」
「そんなことはないよ。明日香ちゃんは可愛い娘みたいなもんだし」
「やっぱり子供としか見てくれないんですね」
「明日香ちゃんのこと大切だからこそ、僕は何もできないんだよ。わかって‥‥‥」
「わかりました」
 そう言って黙る明日香。
 やっとわかってくれたのか、とホッとする瑛二。
 すると隣の明日香がもぞもぞと動いている感じがする
「はぁっ、うっ・・、くっ・・・」
 え、何?明日香ちゃんもしかして、と思い明日香のほうを見る瑛二。
「あぁっ、いいっ・・」と小さくうめきながら明らかにオナニーしている明日香。
「あぅっ、いい、おじさんのおちんぽ、ああ、美味しい。明日香のおまんこいっぱいほじって精液注いでくださいっ!」
 瑛二に見られているのを気にしないでオナニーを続ける明日香。
「明日香ちゃん!」と声をかける瑛二。
「おじさん、私のこと子供扱いしかしてくれないけど、私、性欲もある女なんです・・大好きなおじさんにセックスを教えてもらいたいのに、断られちゃって、みじめで・・・」
 そう言って涙を流し始める明日香。
「私のイクとこ見ててください」
「わ、わかったからもう止めて‥‥‥。僕だって性欲のある男なんだよ」
「私、おじさんにしかこんなこと頼めないんです。私にセックスを教えてください」
「あ〜〜っ!もうだめだ、我慢できないよ」
 我慢の限界を超えた瑛二が明日香に覆い被さっていく。
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