年下わんこに耐えられない!
時計の針は17時を指していた。

「部長〜、私これから用事があるので帰らなきゃ行けないんですけど〜」

「そうか、じゃ残りの仕事は、、大和!後輩の代わりに頼むわ」

え、、、、、、、まじか

気持ちをぐっと抑えて、ニッコリと笑う。


「はい!喜んで」


「せんぱ〜い、ありがとうございます〜
それでは失礼しまーす」


はー、どうせ合コンのくせに
後輩、トイレで聞いたぞ。

『今日の合コン当たりらしいよ〜」
『まじ?いい男いるなら絶対行かないとね〜』
『仕事は、大和先輩に押し付けよーっと』

『あの人仕事大好き人間じゃん』

『仕事に関してはすごいと思うけどさ、、女としては終わってるよね』

『絶対あんな人にはなりたくないわ〜』

『キャハハハ、それな〜』

別に仕事が好きな訳じゃないんだけど、、、、。

でも今の自分は完全に枯れている。
本当に仕事が恋人みたいだ。

「やっと終わった、、、」

気づけば時計の針は22時を指していた。

「はぁ今日も疲れたー」

早く家に帰って寝よう。



やっと見えた、自分の住んでいるマンション

ん?


入り口に男の人が座りこんでいた。

「あのー、大丈夫ですか?」

男の人はふと自分の方を見上げた

綺麗な顔

「うぅ…、、」

バタッ、、、

「え!?ちょっと、大丈夫ですか?今すぐ救急車呼びますね!」

「いや、、絶対に呼ばないで。大丈夫なんでほっといてください」

「そんなこと言われたって、、」

こんな弱りきってる人をここにおいて行くなんてできない。

「キミ、、うちに来ない?」

彼を助けたくてとっさにその言葉が出てしまった。
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