私があなたにできること
『ほんとそうゆうところが...』
蒼介さんは言いかけた口をグッと抑えた
気づくと頭にあった手はいつのまにか下に降り肩まで伸びた私の髪の毛に優しく触れていた

(え......)
少し戸惑って触れられた髪の毛を見た瞬間
触れていた手が離れた

びっくりした!!びっくりした!!
私は動揺を悟られないように外の景色を見た

窓に映る自分の顔を見ると明らかに顔が赤い
いやーーーー!
蒼介さんは大学生の頃と変わらずいつも通りなのに!!
変な反応しないで私!!

そこからは必死で感情を落ち着かせていた
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