私があなたにできること
『こ...こちらこそ不束者ですが、よろしくお願いします』
あまりの急展開について行けず、私は何故か謎の挨拶と共に握手を求めてしまった

完全に間違えた!!なにこの挨拶ーーー!!

顔を真っ赤にして震えながらおそるおそる蒼介さんを見ると、彼は笑いを堪えるように肩を震わしながら手を取り握手してくれた

『こちらこそよろしく佐倉』
だいぶおかしかったのだろう
目尻に涙が見えた

『すみません...はい...』
私は恥ずかしすぎて穴があったら入りたいと久しぶりに思った
< 16 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop