私があなたにできること
この歳になってあまり驚くことも減ってきたと思ったのについ声が出てしまった

『うそ.....!なんでここにいるの?』

高身長のその人はゆっくり車を降りてきた
そして私の名前を呼んだ
『佐倉...?』
久しぶりに聞いた彼の声は変わらず
優しくて落ち着いた声だった

『蒼介さん!久しぶりです!卒業してからだから4年ぶりになりますかね?就職して地元離れたのにいつ戻ってたんですか?』

『この4月からこっちに異動になってさ 俺この地域担当になったんだよ まだ帰ったこと誰にも言えてないから佐倉しかまだ知らないよ』
ニコっと優しい笑顔を向けられ変にソワソワしてしまう
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