私があなたにできること
『.....よし、送信っと』

『真斗に連絡できた?』
運転しながら蒼介さんがちらっとスマホに目をやる

『あれ?私、真斗と付き合ってるの言いましたっけ?』

『真斗から聞いてたんだ 付き合うことになったってね』
そう言いながら蒼介さんは目線をこちらには向けなかった

そう、真斗とは私の彼氏だ
大学生の頃からの仲のいい友達で、社会人になっても関係は変わらずだったのだが、1年前に真斗から告白をしてもらい晴れて付き合うことになったのだ
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