私があなたにできること
『真斗、彼氏になってどう?変わった?』

『変わらないですよ?彼女になっても扱いひどいですもん!なんで告白されたのか分からなくなる時がありますよ?好きなら私は優しくして欲しいです』
私はプクーっと頬を膨らませた

『真斗はね、好きな子ほどいじめたいタイプなんだよ
真斗はわかりやすいしね 俺から見たら十分に真斗は佐倉に優しいと思うけどな』

『そうですか?全然気づかなかったです』
私は首を傾げながら答えた

『鈍いからなぁほんと佐倉は』
蒼介さんはそう言うとポンと私の頭に優しく手を置いた
不意に置かれた手に顔があつくなる
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