偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
 ビクッ
 身体が反応してしまった。

「こことか……」
「ふぁっ!?」

 間髪入れずに耳の穴あたりをくすぐられる。
 知識だけはあるって……そういう事ですか、先生!?

「ふふ、ここなんかも」
「ふぁあっ!?」

 さらに声が出てしまった。
 嘘でしょう? 鎖骨のあたりを撫でただけでこんな……。
 もう、心臓が持ちそうにない。

「先生、遊ばないでくださいぃ」
「すみません、リアさんがかわいくて、つい……」

 頬にキスをされて、再び抱き締められた。

「あと……名前で呼んでくれると、嬉しいです」
「……ポポロム、さん……」
「はい」
 
 私たちはそのままベッドに横たわり、
 夢のような時間を過ごした。

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